〝夫源病〟という言葉の危うさ...

Mental Disorder
04 /29 2013
 たぶん、カテゴリはMental Disorderでいいと思いますが(汗)

 先日、カウンセリングの中で、〝夫源病〟の話をしていたのですが、カウンセラーは(まあ、やっぱりですが)聞いたことがないとのことです。

 ただ、もう1つ言っていたのは1990年代後半に広まった〝アダルトチルドレン(AC)〟と近しいものがあるという危惧です。

 〝AC〟は医学用語ではありません。たぶん〝夫源病〟もそうでしょう。

 〝夫源病〟の症状は『めまい、のぼせ、頭痛、イライラ、不眠、憂鬱感、倦怠感など』で、『真面目で平和主義な(良妻賢母タイプの)人が多い』とのことですが、DSM-IV-TRに当てはめてみると、第6項目の〝気分障害〟や第7項目の〝不安障害〟、あるいは第15項目の〝適応障害〟あたりに引っかかってきそうですね。

 大阪大学大学院准教授の石蔵文信氏が、どのようなことを目的として〝夫源病〟なる病を世に知らしめたかを洞察するのは難しいことですが、このままでは、先だって生じた「ACブーム」「ACバッシング」の二の舞となるのは火を見るよりも明らかです。

 原因を夫として報道いるようですが、このあたりから、どうもズレている感はぬぐえません。どちらがズレているのかは分かりませんが、少なくとも、マスメディアの歪んだ、誤った、偏見に満ち満ちた表現であることは間違いないでしょう。ともかく誰かを悪者をでっち上げたいという意図がみえみえです。

 仮に〝夫源病〟を精神疾患の中に位置づけるのであれば、夫はあくまでも発症のきっかけであり、『〝夫源病〟とは、妻の内因的(例えば遺伝的)なものを基盤とする身体因的脆弱性を原因とし、心因的要因(夫への不満等)をきっかけとして発症する病である』という方が正しいのではないかと思います。

 実際に〝夫源病〟という病気は、どのあたりで線引きするのか、そのあたりの(もっとも重要な)部分は、全く報道されていません。単に夫に対し『めまい、のぼせ、頭痛、イライラ、不眠、憂鬱感、倦怠感など』の症状を少しでも感じて〝夫源病〟だ! とするのは針小棒大であり、たぶん、石蔵文信氏の言わんとすることを大きくズレたものではないかと思います。

 いろいろ調べていくと、石蔵文信氏の意図するところは、まずは世にそのような病らしきものもあるらしいと知らしめ、それに対する予防法などを啓蒙していきたい...と考えているとも受け取れます。ですから、夫を発症のきっかけとする〝夫源病〟を離婚理由とすることは決して本意ではない...夫に「妻の気持ちをもう少し酌んであげて」...という主張であると、筆者は受け止めたいのですね。


まあ、このあたりのプチ家出で解消されるものであれば、きっと〝夫源病〟ではないでしょうけどね。
それに、妻だけが苦しんでいるわけじゃあない、夫にだって我慢しているところもあるんですよ...いろいろと


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クロサワウヅキ

性別:男
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20代前半でForceに目覚める。
その後、SithのDark Lord〝Darth Ruin(Ⅱ)〟を襲名
というStar Warsのコアなファン

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