H3ロケット開発

COSMOS
05 /19 2013
 アクアリウムネタと宇宙関連のネタ等がかぶってきたので、これらを統合し、『COSMOS』というカテゴリにしました。もちろん『COSMOS』は故カール・セーガン博士の著書からです。

 さて、5月17日に国の宇宙政策委員会から「次世代基幹ロケット H3開発」の発表がなされました。打ち上げ費の大幅なコストダウンを図ってのものです。

 また、宇宙開発における「衛星の打ち上げビジネスなどでの国際競争力の向上」というお題目として掲げられていますが、別段無理して掲げることもないかなと筆者は思っています。

 アニメ「宇宙兄弟」の第13話「3次元アリ」、マンガでは#25-#26で、宇宙開発の必要性について、問いただす内容がありました。

 ここでは「地球上に解決すべき問題が山積みなのにそんなことにお金をかけるべきなのか」という辛口キャスターの話に対する抗議についてを描いていました。

 しかし、これはマンガやアニメの世界だけでなく、実際にそう述べている政治家や識者もいるのが現実です。そんなことにお金をつぎ込むくらいなら、まず被災地復興を...等々。

 さて、宇宙兄弟でムッタが述べた「3次元アリ」はかなり説得力のあるものでした。そして、筆者は、この考え方にとても共感を覚えるとともに、強く感動しました。

 その一方で、筆者が(まずありえませんが)もし、宇宙飛行士の試験を受けている時に、そういう課題を与えられたら、どう答えるかを考えてみました。

 地球上のあらゆる生命体は、生存できるスペースを確保し、そしてそれを押し広げて、進化し、繁栄を遂げてきました。これは人類にも当てはまることです。

 人類は、地球のあるところに生存できるスペースを確保したのち、知的な進化を遂げ、ついには地球上のさまざまな場所に、多様な知的な繁栄を遂げました。

 そして、人類の知的な進化が、一定の成熟度に達した今、次なるステップを踏む段階(時期)が来たのだろうと思います。

 その1つが、未だ未知の無限の可能性を秘めた宇宙というフロンティアであり、むしろ、宇宙開発は人類の知的な進化における必然的なシナリオの1つであろうと...


 なお、筆者は、上述のような宇宙開発の否定論について、強く異議を唱える気も、毛頭ありません。1つの意見として受け入れます。

 例えば、時として、一度ある程度の生存できるスペースを確保した生命体がそこにずっと依存し続けることは決して稀なことではありません。

 同じように、例えば、日本国内において、思考の違いという観点から、宇宙開発に邁進しようとする意見(種)と、それを否定する意見(種)が存在しても何ら不思議ではないのです。

 人間の思考の多様性を、生物(生命)の多様性に当てはめることが正しいかどうか、賛否はあるかと思いますが、筆者は、妥当だと思っています。

 そして、筆者はただ自然科学の分野に身をおいているから、宇宙開発に邁進しようとする側にいるだけなのです。

 だから、筆者は、否定的な意見も認めた上で、「宇宙兄弟」の兄ムッタが述べることとは違う観点で、ムッタと同じように、あえて抗議はしない...という選択をすると思います。

 いずれ軌道エレベータの開発により、宇宙がもっと身近になれば、そういう意見はきっとなくなるだろうと、そう信じています。



 実際にカーボンナノチューブを使って、レール、ケーブルの強度をどう高くしていくか、そういう研究をされている方から「早期に実現させる!!」という心強い意見もいただきました。

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コメント

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カーボンナノチューブはどうするんでしょうねえ

現在の最先端であるスーパーグロースCVDを用いてもせいぜい数mm程度。理論的には1mまでのものを作ることができるらしいが、長いものを作ろうとするほど成長速度が遅くなるそうな。軌道エレベータの開発はまだ遠い、、
自分の考えとしては、このままだと地球も人類も共倒れになるから「人類の生存をかけた宇宙開発」を目指すべきだと思う。必要になるのは「多数の人間をいかに重力圏から引っ張り上げるか」で具体的には軌道エレベータまでのつなぎとなる大量輸送を前提にした大型大推力、最利用可能な新型ロケットだ

Re: カーボンナノチューブはどうするんでしょうねえ

貴重なご意見(コメント)をありがとうございます。

確かに「人類の生存をかけた宇宙開発」も大きな理由になると思います。現時点で、すでに地球は人類で飽和状態と考えられますしね。

「多数の人間をいかに重力圏から引っ張り上げるか」とした場合、やはり月や火星や金星のテラフォーミングを視野に入れてのことになるということでしょうか?

一応「月の植民構想」などもあるようですが、実際にやるとなるとどれくらい期間が必要となるのか、建設してみなければ分からないことも多々あると思います。

現時点で計画がどうなっているか、門外漢なので分からないのですが、一応、2018年に月への友人ミッションを行うみたいですね。

恒久的な基地の建設に成功し、今のISSのように長期滞在実験などが行われていけば、「月の植民構想」が実現も見えてくるかもしれませんね。

もっとも地球がもてば...の話ですが。

クロサワウヅキ

性別:男
年齢:アラフォー

20代前半でForceに目覚める。
その後、SithのDark Lord〝Darth Ruin(Ⅱ)〟を襲名
というStar Warsのコアなファン

なお、メンヘルへの誹謗・中傷は許しません。