双極性障害の認知度(理解度)というものが…

Mental Disorder
11 /01 2012
最初の発症から約20年、そして大鬱状態による休職。

自分自身の双極性障害について、意外に社会的認知度や理解度が低いことを確認させられた事実がある。

それは、私の両親だ。あんまり休職期間が長引いてる(といっても、まだ半年なんだが…十分長いか!?)と感じたのか、筆者の疾患についての本を読みたいと言い出した。

参考までに両親に進めた本は下記の通りだ。

①.マンガお手軽躁うつ病講座High&Low,たなかみる著,星和書店

②.双極性障害〈躁うつ病〉のことがよくわかる本 ーイラスト版ー ,野村総一郎監修,講談社.

③.双極性障害ー躁うつ病への対処と治療ー,加藤忠史著,筑摩書房.

④.「うつ」と「躁」の教科書,ブライアンーP.クイン著,大野祐監訳,紀ノ国屋書店.

⑤.うつ病の事典-うつ病と双極性障害が分かる本.樋口輝彦,野村総一郎,加藤忠史 共著,日本評論社.

⑥.かくれ躁うつ病が増えている-なかなか治らない心の病-.岩橋和彦,榎本稔,深間内文彦 共著,

いずれも2000円以下で入手できるものばかりだが、全部入手となると、結構なお値段となる。どれか1つということであれば、①か②といったところかなと思う。

さて、②を読んだ両親の態度が一変したのにはかなり驚いた。想像以上に筆者の疾患が深刻であることを理解し、なぜ、半年近くも休職中なのかが分かったとのことだった。

筆者は、とてもありがたいと感じる反面、両親ですらあまり深刻に受け止めてなかったんだな、という切ない思いがこみ上げた。社会的認知度の低さという現実を改めて思い知らされたからだ。

例えば、同じ気分障害の範疇にある単極性障害(いわゆるうつ病)についても決して社会的認知度が高いとは言えない。その一例を如実に表しているのが、香山リカ女史による「うつと気分障害(岡田尊司/幻冬舎新書)」の書評だ。

“最近は、うつ病に軽い躁状態が混在する双極性障害も増えつつあるが、そういった現代に増えつつある“うつ病バリエーション”にもくわしいのが【うつと気分障害】。「ああ、うつ病。心のカゼだよね」とわかったふりをして簡単にすませるのは危険、ということがよくわかる。”

双極性障害に至っては、もっと辛い現実がある。軽躁病もしくは躁病エピソードによる社会的信頼の喪失などを原因とするQOL(生活の質)の低下は、たぶんうつ病以上に深刻だと思う。

最近、ニュースの特集で、アルツハイマー病といった認知症がなどがたびたび取り上げられ、認知症に関する社会的認知度は、だんだん上がっているようだが、双極性障害についてはさっぱりである。せいぜい、うつ病の特集のついでに双極性障害を取り上げる程度で、筆者としてはやりきれない思いだ。今後、双極性障害の社会的認知度が、少しでも高くなることを願うばかりである。
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クロサワウヅキ

性別:男
年齢:アラフォー

20代前半でForceに目覚める。
その後、SithのDark Lord〝Darth Ruin(Ⅱ)〟を襲名
というStar Warsのコアなファン

なお、メンヘルへの誹謗・中傷は許しません。