Star Warsと双極性障害 第7章

Star wars
09 /08 2013
A long time ago in a galaxy far,
far away…





 前章まで、Anakin Skywalkerの双極性障害の発症要因、そして発症までの課程などをつぶさに検証してきました。

 本章では、今一度、発症の予防や治療のチャンスがどのくらいあったか、要点を取りまとめながら振り返ってみましょう。

 ①.発症予防について
  ・Master Yodaが、危険な要素を潜在的に抱えている可能性を見出していた。
  ・Obi-Wan Kenobiが、Anakinの衝動的な行動、易怒性等を見出していた。

 が挙げられます。しかし、いずれも見逃されていました。これは、Yoda、Obi-Wanの両者とも精神疾病に深い知識がなかったためでしょう。

 また、Jedi Temple内での修行中にも見出されていたかもしれませんが、伝統的な(時代遅れ)の修行では、おそらくPadawanのメンタルケアなどなかったことは想像するに難くありません。

 もっとも、エンドフェノタイプ(厳密には遺伝病でない疾病)に分類される双極性障害は、成長過程での環境因子による発症リスクの軽減は約1/3程度しか貢献できないとされています。

 発症要因の約2/3は遺伝的要因に基づくものである以上、Jediの修行過程で発症リスクを軽減させることには限界があったとも言えます。

 以上のことから、発症予防は極めて困難であったと結論付けられると思います。


 ②.発症の早期発見
  ・EP.2冒頭の睡眠障害(うつ症状)の発症時
  ・惑星Nabooにおける睡眠障害の進行(悪化)
  ・Ep.2のTusken Raders事件(躁転?)

 が挙げられます。そして、この発症(疲弊しきって、精神的に不安定になっている等)をうつ症状を呈しているとして、Oni-WanやPadme Amidala、あるいはYodaが認識していました。

 しかし、残念なことに、双極性障害の発症どころか、精神疾患の発症であることすら認識できていませんでした。

 逆説的に言えば、〝遠い銀河〟でも、精神疾病に関する理解は日本並みに低かったということでしょうか。不幸な社会環境です。

 さらに、Anakinは、あまり対人関係や周囲の環境に恵まれていませんでした。これは、例えば息子のLukeと比較すれば、鮮明に見えてくると思います。


 以上のことから、発症予防こそ先の①で挙げましたように、ほぼ不可能な状況でしたが、少なくとも発症時の早期治療は不可能ではないと言えるかもしれません。

 しかし、上述のように〝遠い銀河〟の世間一般の精神疾患に関する認知度が低かったことが災いし、早期治療のチャンスがことごとくスポイルされてしまいました。

 もしかしたら、人心掌握術やマインドコントロール、そして社会秩序の操作に長けたPalpatine=Darth Sidiousの陰謀があったかもしれません。

 そして、それに付け加え、Jedi Orderとの確執、特にMace Winduとの確執が、ある疾病を併発させたと筆者は判断しています。

 それは〝境界性パーソナリティ障害〟や〝自己愛性パーソナリティ障害〟などの疾病。これが双極性障害を重症化させる大きな原因となったのでしょう。

 さて、Star Warsの劇中における、最大のクライマックス...AnakinのDarth Vaderへの堕転の時がおとずれようとしています。

 が、実は、ここにいたって、なお、Anakinに双極性障害の治療の最後のチャンスはあった...と筆者は分析しています。

 それについては次章で述べていくこととしましよう。それでは

『May the force be with us of Bipolar Disorder!』
  (双極性障害の我々が、フォースとともにあらんことを!)


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クロサワウヅキ

性別:男
年齢:アラフォー

20代前半でForceに目覚める。
その後、SithのDark Lord〝Darth Ruin(Ⅱ)〟を襲名
というStar Warsのコアなファン

なお、メンヘルへの誹謗・中傷は許しません。