アイデンティティ・ウォーズは再び始まった

日常から
01 /08 2013
まあ、私見ですが

グローバルスタンダードとか、ボーダレスとか、そんな言葉が叫ばれて、ずいぶん久しいですね。

ふと考えると、ずいぶんと今の生活の中にグローバルスタンダードなんぞがが入り込んできています。

一番分かり易いのが携帯電話です。日本国内でのみ爆発的進化を遂げた携帯電話は、その後「iPhone」や「smartphone」に駆逐され、ガラパゴス携帯などと不名誉な地位にまで落ち込んでしまったのがいい例ですね。

しかし、この状況については、すでに10年近く前に予測されたものでした。そして、日本国内で産声を上げたのが、携帯端末をベースとした『PDA』と言う名の情報端末。すでに一部の技術者は、携帯電話がこのようになることを予測していたのです。

残念ながら、『PDA』という情報端末は、あまりに早すぎる誕生ゆえ、長く忌子扱いされ、日の当たる場所に躍り出ることなくiPhone・smartphoneへと吸収されてしまいました。

何が言いたいかと言うと、ボーン・イン・ジャパングローバルスタンダードという名の戦争において敗れ、日本人に驚くほどに備わっているであろうブレークスルーという能力を発揮するもできず、メイド・イン・ジャパンという地位を再び甘んじることになってしまったということです。

私は、グローバルスタンダードとかボーダレスの本質とは「広い視野を持ちなさい」というのではなく「この世界においてアイデンティティ・ウォーズを勝ち抜け」という意味なんじゃないかと思うんです。敗者の屍の上に立ってね。

だから、今、あらゆる意味で引き籠りやメンヘルの問題が増えている現状の一因に、実は日本が押し付けられたグローバルスタンダードとかボーダレスという名の戦争の、すなわちアイデンティティ・ウォーズに意図せずして巻き込まれたことによる…、と思ってしまうことがあるんです。これは愚痴ですが。

グローバルスタンダードの先駆けとなったアメリカ合衆国は、おそらくはキリスト教という強力な基盤を持ち、国家としての強力なアイデンティティが存在しています。では、アメリカはキリスト教の宗教国家??いえいえ違います。しかし、裁判等で宣誓するとき、何に手をおいて“I tell(speak)the truth.”と誓いますか。

非難するつもりは全くありません。むしろ羨ましいくらいです。そこまでキリスト教という宗教を柱に強烈なまでのアイデンティティを確立していることに。


本年、アベノミクスが胎動し始めたとニュースでやっていますね。日本は再び復活すると述べてますね。それはそれでいいことです。何の異議もありません。是非推し進めて欲しいと思います。

ですが、それは、同時にアイデンティティウォーズという名の世界大戦が再び始まるということを意味していると思うんです。

『目覚めの時は来た。今、アベノミクスという言葉を合図に、戦争の火蓋は切って落とされた。逃げ場所などない。全ての場所が今、再び戦場となる。』

宗教という柱もなく、失われた20年により活力を失い、拠り所をなくした日本において、個々人が強烈なまでのアイデンティティを確立していけるのか、私はあえて問いかけたいと思うのです。


東日本大震災の折、今上天皇は、陛下は被災地に来た折、津波で亡くなった人たちに対し深く哀悼の意を示し、その場所で深々と頭を下げました。そして、もう一度、被災し命を落とされた方に、もう一度哀悼の意をささげたいと願い、再びその場所で、深々と頭を下げた姿がありました。

日本人の心に根差す、宗教とはまた違う、もっと本質的なアイデンティティとは

この上なく優しいまでの、今上天皇のお姿に代表されるところにあるんではないか…

と、ふと私は思うのです。

                                                Fin
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クロサワウヅキ

性別:男
年齢:アラフォー

20代前半でForceに目覚める。
その後、SithのDark Lord〝Darth Ruin(Ⅱ)〟を襲名
というStar Warsのコアなファン

なお、メンヘルへの誹謗・中傷は許しません。