放置される精神疾患

Mental Disorder
03 /18 2013
 後天的に発症するケースの多い双極性障害などの気分障害や不安障害、適応障害、統合失調症など、本人が精神疾患であることに気付かず、あるいは隠して、社会生活を送る人は結構にいると思います...

 これらの病気の生涯有病率は

 うつ病の生涯有病率:10~20%
 双極性障害の生涯有病率:約0.7%
 統合失調症の生涯有病率;約0.85%

 ただし、これらの値はいずれも診断や調査で明らかになったものであり、潜在的な患者は数倍に上ると予想されています。実際に、うつという自覚がありながら、実際に専門科に受診する人は、10人中1人とも言われています。

 潜在的な患者を加味しなくとも、ざっくりとした言い方をすれば、双極性障害や統合失調症になる確率は100人1人、うつ病に至っては5人に1人、罹患します。

ですから、明日
ブラよろComin out 0 

のです。

 精神疾患とは決して珍しい、稀な病気ではなく、胃潰瘍などの身体的な病気と同じくらい身近な病気であるということです。しかし...

 うつ病に関するイメージ...『うつは心のかぜ』というキャッチフレーズがありますね。うつを自覚しても、「一時的なものにすぎない」とか「気の持ちようで何とかなる」と思っている、あるいはそうであると自分に言い聞かせているからです。つまり、大多数の人がかぜのようにほっとけば治ると信じています。

 また、双極性障害について...2010年9月に日本イーライリリー株式会社からプレスリリースで紹介された、全国1,270人の市民を対象としたインターネット調査では、病気の特徴や実態は正しく認識されていませんでした。その上、治療や対処法として「病院やクリニックを受診する」と答えた人が32.1%で、半分以上が「カウンセリングを受ける」と答えていました。

 いずれの回答も正しくありません。全くの誤解です。絶対に自然には治りません。気合いでどうこうできません。うつ病にしても双極性障害にしても、投薬治療が中心です。「カウンセリング」は、治療の一環には含まれますが、それは治療の主たるものではありません。

 残念ながら日本社会では、そのような誤解が、世間一般の常識としてまかり通っています。 
 

しかし

ブラよろ理解すること01 

のであり

ブラよろ理解すること02

ということです。

 うつ病や双極性障害を軽く見ていませんか。アメリカの精神科医 Akiskal氏等の報告では、うつ病患者の自殺率は約12%、双極性障害の場合は約20%とされています。

 少し飛躍した表現ですが、うつ病とは10人に1人が、双極性障害とは5人に1人が死んでしまう、極めて致死性の高い病気であるとも言えるのです。

 余談ですが、この致死率はバイオテロとして畏れられている、しばしば耳にするであろう、ボツリヌス菌の致死率とほぼ同じです。

 もちろん、精神疾患に限った話ではありませんが、病気を正確に理解することがということはとても大事なことであり、同時に患者自身の適切な治療の始まりを意味するのではないかと思うのです。

 にも関わらず、精神疾患の正確な知識や理解は、未だ世間に浸透しているとは言えません。それに対し、不安を感じるのは決して筆者だけではないと思います。

Fin



挿し絵は「ブラックジャックによろしく(佐藤秀峰 著)」より抜粋し、一部セリフを改編
マンガ on web

スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

クロサワウヅキ

性別:男
年齢:アラフォー

20代前半でForceに目覚める。
その後、SithのDark Lord〝Darth Ruin(Ⅱ)〟を襲名
というStar Warsのコアなファン

なお、メンヘルへの誹謗・中傷は許しません。